猫と仲良くなる8つのコツ|信頼関係を築く方法をプロが解説

猫と仲良くなるにはどうしたらいい?答えは簡単、猫のペースに合わせて焦らずに接することです!実は猫も人間と同じで、信頼関係を築くには時間とコツが必要。私も最初は「なかなか懐いてくれないな」と悩みましたが、これらの方法を実践したら、今では3匹ともベタベタに。特に重要なのは猫専用スペースを作ることと遊びを通じたコミュニケーション。この記事では、猫の行動学に基づいた8つの具体的な方法を、実際に私が試して効果のあったコツとともに紹介します。多頭飼いの経験から得た知恵もたっぷりお伝えしますよ!

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猫との絆を深める8つの方法

新しい猫を家族に迎えたあなた。きっと早く仲良くなりたいですよね?でも猫の心を掴むのは意外と難しいもの。「猫ってツンデレだな」と感じたことありませんか?実は猫も人間と同じで、信頼関係を築くには時間とコツが必要なんです。

1. まずは基本のニーズを満たそう

猫と仲良くなる第一歩は、安心できる環境作りから。空腹だったり、トイレが汚れていたりすると、猫はストレスを感じてしまいます。

私が実践しているのは「猫の5大必需品」の配置です。以下の表のように、それぞれを別々の場所に設置すると効果的ですよ。

必需品 設置場所のコツ
エサ 人通りが少ない静かな場所
エサから離れた場所(猫は本来、食事場所と水源を分ける習性があります)
トイレ プライバシーが守れる隅っこ
寝床 高い場所か狭い空間
爪とぎ 縦型と横型の両方を用意

特に多頭飼いの場合は、他の猫に邪魔されない配置が大切。我が家では3匹飼っていますが、それぞれの「縄張り」を尊重することで、みんなリラックスして過ごせるようになりました。

2. 猫専用のスペースを作る

「猫と仲良くなりたいのに、逆に距離を置くの?」と不思議に思いましたか?実はこれが最大のコツなんです。

新しい環境に慣れるまで、猫は2週間ほどかかると言われています。最初の数日はそっとしておくのがベスト。我が家の茶トラ猫も、引っ越し当初はソファの下から出てきませんでしたが、今では私の膝の上がお気に入りです。

おすすめは「猫の安全地帯」を作ること。段ボール箱やキャットタワー、窓際のベッドなど、猫が自分だけの空間と感じられる場所を用意しましょう。うちでは100均の毛布を何枚か重ねて、ふかふかの寝床を作ってあげました。

3. 猫から近づいてくるのを待つ

猫と仲良くなる8つのコツ|信頼関係を築く方法をプロが解説 Photos provided by pixabay

3-1. 最初の接触のタイミング

かわいいからといって、いきなり抱っこしようとするのはNG。猫は予期しない接触を嫌う生き物です。

まずは手の甲を猫の方に向けて、においを嗅がせてあげましょう。興味があれば、自分から近寄ってきます。頭をこすりつけてきたら、「この人好きかも」というサイン。我が家の黒猫は最初、私の指先だけを嗅いでいましたが、今では頬ずりしてきます。

3-2. 猫のボディランゲージを読む

猫の気持ちはしっぽや耳でわかります。以下のような仕草が見られたら、そっとしておくのがベター。

  • しっぽをバタバタ振る → イライラしている
  • 耳を後ろに倒す → 不快感を感じている
  • 体をそらす → 距離を取りたい

「猫って気まぐれだな」と思うかもしれませんが、実は明確な意思表示をしているんです。私も最初は「嫌われたかも」と落ち込みましたが、猫のペースを尊重することで、逆に信頼を勝ち取ることができました。

4. 毎日遊ぶ時間を作る

4-1. 狩猟本能を刺激する遊び

猫と仲良くなる最強の方法は、一緒に遊ぶこと。特に効果的なのが「狩りごっこ」です。

おすすめは猫じゃらしや羽根付きのおもちゃ。獲物のように動かすことで、猫の本能を刺激できます。我が家では毎晩8時に「遊びタイム」を設けていて、3匹ともこの時間が待ち遠しいようです。15分程度の短いセッションを1日2-3回行うのが理想的です。

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3-1. 最初の接触のタイミング

同じおもちゃばかりだと飽きてしまいます。私は100均で買った鈴付きボールや、アルミホイルを丸めたものなど、手作りおもちゃも交ぜながらローテーションしています。

「猫っておもちゃにすぐ飽きるよね」という声をよく聞きますが、実は1週間休ませるだけで新鮮さが戻ります。クローゼットに5-6種類ストックしておき、2-3日ごとに交換するのがコツです。

5. グルーミングでスキンシップ

5-1. ブラッシングのススメ

猫同士が毛づくろいをするように、ブラッシングも絆を深める良い方法です。

特に長毛種の場合は、毛玉予防のためにも必要。短毛種でも、優しくブラッシングしてあげると喜びます。うちのサビ猫は最初ブラシを怖がりましたが、今ではゴロンと転がってお腹まで差し出してきます。

5-2. 猫が喜ぶブラッシングのコツ

いきなりブラシを持ち出すのではなく、まずは手で軽くなでることから始めましょう。気持ちよさそうにしたら、柔らかいブラシで短時間から。

おすすめは「3分ルール」。猫の集中力は3分程度と言われているので、短時間で切り上げるのが長続きの秘訣です。頬やあごの下など、猫が特に好む部位を重点的に。

6. クリッカートレーニングに挑戦

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3-1. 最初の接触のタイミング

「猫もトレーニングできるの?」と驚きましたか?実は猫はとても賢く、クリッカーという道具を使えばいろんなことを覚えられます。

クリッカーは「カチッ」と音がする小さな道具。この音の直後にご褒美をあげることで、良い行動を強化します。我が家では「おすわり」と「ハイタッチ」を覚えさせました。最初は1日5分程度から始めるのがおすすめです。

6-2. トレーニングの楽しみ方

大切なのは楽しみながら行うこと。できたら大げさに褒めて、おやつをあげましょう。

猫の好きな時間帯(多くの猫は夕方が最も活動的)を選ぶのもポイント。空腹時に行うと、ご褒美の効果が高まります。ただし、食べ過ぎには注意してくださいね。

7. ストレスを減らす環境作り

7-1. 猫のための音楽療法

猫専用の音楽があるのをご存知ですか?David Teieの「Music for Cats」は、科学的に効果が証明されているんです。

我が家では獣医さんに勧められて試してみたら、病院が苦手な猫が驚くほど落ち着きました。特に引っ越しや来客時などのストレスがかかる場面で効果的です。

7-2. フェロモン活用術

猫の頬から分泌されるフェロモンには安心効果があります。Feliwayなどのフェロモンスプレーを使うと、新しい環境にも早く慣れてくれます。

我が家では来客が多い日の前日に、ソファやキャットタワーに軽くスプレーしています。効果は約4時間持続するので、タイミングを考えて使いましょう。

8. 規則正しい生活リズムを

8-1. 猫はルーティンが大好き

「猫って意外と几帳面」と思ったことありませんか?実は猫は規則正しい生活を好む動物なんです。

我が家では毎朝7時にエサ、夜8時に遊びタイム、10時に就寝というスケジュールを守っています。雨の日でも、猫たちは時間になると餌箱の前で待っていますよ。

8-2. 猫カレンダーのススメ

猫の生活リズムを把握するために、私は「猫カレンダー」をつけています。食事時間、トイレの回数、遊んだ時間などを記録することで、体調管理にも役立ちます。

特にシニア猫の場合は、変化に早く気付けるのでおすすめ。スマホのメモ機能でも簡単に記録できますよ。

猫との絆は一日にして成らず。焦らず、猫のペースに合わせて、ゆっくり関係を築いていきましょう。ある日突然、猫の方からすり寄ってきた時の感動は、何ものにも代えがたいものですよ。

猫の気持ちをもっと理解する方法

9. 猫の「ごはんタイム」を充実させる

「猫の食事ってただエサをあげればいいだけじゃないの?」と思っているあなた、実はもっと楽しい方法があるんです。

我が家では知育おもちゃを使った食事を導入しました。例えば、転がすと餌が出てくるボール型の給餌器。野生の狩猟本能を刺激しながら、ゆっくり食べられるので肥満防止にもなります。最初は難しそうにしていましたが、今では器用に転がして楽しんでいますよ。

100均のアイテムでも簡単に作れます。ペットボトルに小さな穴を開けて、中にドライフードを入れるだけ。猫が転がすと餌が少しずつ出てくる仕組みです。1日1回はこうした「探求型食事」を取り入れると、猫の満足度が格段に上がります。

10. 猫の五感を刺激する環境作り

猫は人間よりもはるかに優れた感覚を持っています。この特性を活かさない手はありません。

視覚:窓辺に鳥の餌台を設置すると、猫は何時間でも飽きずに眺めています。我が家では100均の小鳥の餌入れをベランダに設置しました。猫たちの「テレビ」代わりになっています。

嗅覚:猫用のハーブ(キャットニップや銀藤)を部屋のあちこちに置くと、好奇心を刺激します。特に新しい環境に慣れさせる時には効果的です。

11. 猫との特別なコミュニケーション術

11-1. 猫語を話してみよう

「猫と会話なんてできるの?」と笑わないでください。実は猫同士のコミュニケーション方法を真似するのが効果的なんです。

猫がリラックスしている時に見せるゆっくりした瞬き。これをあなたも猫に向かってやってみましょう。多くの猫はこれに反応して、同じように瞬きを返してくれます。我が家ではこれを「アイラブユー・ブリンク」と呼んでいて、毎日欠かさず行っています。

もう一つの方法は、猫の鳴き声に合わせて返事をすること。「ニャー」と言われたら、優しいトーンで「ニャー」と返します。最初は変に感じるかもしれませんが、猫はあなたが話しかけていると理解してくれますよ。

11-2. マッサージでリラックス

猫も人間と同じように、適度なマッサージでリラックスできます。ただし、猫専用の方法があるので要注意。

おすすめは「耳マッサージ」。親指と人差し指で猫の耳の付け根を優しくつまむように揉んであげます。うちの猫はこれが大好きで、マッサージが始まるとゴロゴロ言いながら寝てしまいます。

背中のマッサージは、毛の流れに沿って軽く撫でる程度に。強く揉むと逆にストレスになるので注意が必要です。1回につき2-3分程度で十分効果があります。

12. 猫の健康管理を楽しむ

12-1. 歯磨きを遊びに変える

猫の歯周病予防は大切ですが、いきなり歯ブラシを使うのは難しいですよね。

まずは指に猫用の歯磨きジェルをつけて、口の周りを軽く触ることから始めましょう。慣れてきたら、おやつタイムの後に歯磨きガムを与えるのも効果的です。我が家では歯磨きの後には必ずご褒美をあげるようにしていて、今では猫の方から歯磨きを要求してきます。

12-2. 体重管理をゲーム感覚で

猫の肥満は多くの病気の原因になりますが、ダイエットはなかなか難しいもの。

我が家で成功した方法は「おもちゃで運動させてから食事」というルール。例えば、猫じゃらしで10分遊んだらご飯をあげるようにしました。これなら運動が楽しいご飯の前触れになり、猫も喜んで参加してくれます。

体重チェックも月1回は必ず行いましょう。抱っこして体重計に乗り、自分の体重を引くだけ。記録をつけると、変化に気付きやすくなります。

13. 猫と一緒に楽しむ外出

13-1. ベランダ散歩のススメ

完全室内飼いの猫でも、安全に外の空気を楽しむ方法があります。

ハーネスとリードをつけて、ベランダや庭に出るだけ。最初は怖がるかもしれませんが、短時間から慣らしていくのがコツです。我が家では5分程度から始めて、今では15分くらい外でくつろぐようになりました。

注意点は必ずハーネスを着用させること。猫は驚くと素早く逃げ出すので、首輪だけでは危険です。100均でも可愛いデザインのハーネスが売っているので、お気に入りを見つけてみてください。

13-2. キャットカートのお出かけ

最近は猫用のキャリーバッグも進化しています。前が見える透明タイプや、リュック型など様々。

「猫って外出嫌いじゃないの?」と思うかもしれませんが、実は子猫の頃から慣らせば楽しめるようになります。我が家では月に1回、近所の公園までお散歩に行きます。最初は震えていましたが、今ではカートの中から外を眺めるのが楽しみなようです。

大切なのは無理強いしないこと。猫が嫌がったらすぐに帰る柔軟性を持ちましょう。外出後は必ずご褒美をあげて、良い印象で終わらせるのがポイントです。

14. 猫と一緒に成長する楽しみ

14-1. 記念日を祝おう

猫との生活には、たくさんの記念日があります。迎えた日、誕生日、去勢・避妊手術からの回復記念日など。

我が家では毎年「家族になった日」に特別なご飯を用意します。100均の可愛いプレートに、普段よりちょっと豪華なウェットフード。猫用の帽子をかぶせて写真を撮るのも楽しいですよ。

こうした小さなイベントがあると、猫との絆がより深まります。SNSに投稿すれば、同じ猫好きの友達も増えるかもしれません。

14-2. 猫の成長アルバムを作る

スマホで撮った写真を定期的にプリントして、アルバムに貼るのもおすすめ。

子猫の頃からの変化を見ると、いかに一緒に成長してきたかが実感できます。我が家では壁に猫専用のフォトボードを設置して、季節ごとに写真を更新しています。

猫の成長記録は、体重だけでなく、好きなおもちゃの変化や、新しくできるようになったことなども記入すると面白いです。1年後には立派な「我が家の猫百科事典」が完成しているはずです。

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FAQs

Q: 新しい猫がなかなか懐いてくれません。どうすればいいですか?

A: 新しい猫が懐かないのはよくあることです。まずは2週間ほど時間をかけて、猫が自分から近づいてくるのを待ちましょう。私の経験では、最初は無理に触ろうとせず、同じ空間にいるだけでOK。エサをあげる時に優しく声をかけたり、猫の視線の高さに合わせて座ったりするのが効果的でした。特に効果があったのは「猫専用の安全地帯」を作ること。段ボール箱やキャットタワーなど、猫が安心できる場所を用意すると、徐々に心を開いてくれますよ。

Q: 猫と遊ぶ時のコツはありますか?

A: 猫と遊ぶ時は狩猟本能を刺激するのがポイントです。おすすめは猫じゃらしや羽根付きのおもちゃを、獲物のように動かすこと。我が家では毎晩8時に15分程度の遊びタイムを設けていますが、この習慣を始めてから猫たちの反応が劇的に変わりました。大切なのは短時間で切り上げること。猫の集中力は3分程度と言われているので、飽きる前にやめるのがコツです。おもちゃも2-3日ごとにローテーションすると、新鮮さが保てます。

Q: 猫のブラッシングは必要ですか?

A: ブラッシングは毛玉予防だけでなく、絆を深める効果もあります。特に長毛種の場合は必須ですが、短毛種でもスキンシップとしておすすめ。最初は手で軽くなでることから始め、慣れてきたら柔らかいブラシで。頬やあごの下など、猫が好む部位を重点的に。私のサビ猫は最初ブラシを怖がりましたが、今では自分からゴロンと転がってお腹を見せてきます。ただし、無理強いせず、猫の気分を見ながら行いましょう。

Q: 猫のストレスを減らす方法は?

A: 猫のストレス軽減には音楽療法がおすすめです。David Teieの「Music for Cats」は科学的にも効果が証明されています。我が家では病院が苦手な猫に試したところ、驚くほど落ち着きました。他にもFeliwayなどのフェロモンスプレーや、窓辺に鳥の餌を置いて「テレビ」代わりにするのも効果的。特に引っ越しや来客時などは、事前にストレス対策をすると良いでしょう。

Q: 猫と信頼関係を築くのに最も重要なことは?

A: 最も重要なのは猫のボディランゲージを読むことです。しっぽをバタバタ振っていたらイライラしているサイン、耳を後ろに倒していたら不快感の表れ。私も最初は猫の仕草がわからず失敗しましたが、今では小さな変化にも気付けるようになりました。また、規則正しい生活リズムを作ることも大切。毎日同じ時間にエサをあげ、遊び、寝かせることで、猫は安心感を覚えます。我が家の猫カレンダーは、猫たちの健康管理にも役立っていますよ。

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